「えぇ!?雛見沢ってそんなに雪降るのか!?」

何時も通りの昼下がり。
レナの言葉に、圭一はひどく驚いていた。
都会育ちだから、雪なんてみたことがないのかもしれない。
まぁ、家のドアが埋もれるくらい、なんてことは経験したことないでしょうけど。

「それじゃ外に出られねぇじゃん!」
「甘いね圭ちゃん。何のための2階だと思ってんの」
「脱出が目的でないことは確かだ」
「あらあら、圭一さんは家に逃げててもいいんですのよ?」

魅音がふざけ、圭一が対応して、沙都子が茶化す。
変わらない、何度世界が変わっても変わらないこの光景。
『私が大好きな人たちがそこに居る』。

「・・・梨花ちゃん?どうしたの?」

何も喋らない私の顔を、レナが覗き込む。

「・・・何でもないのですよ。にぱー」
「ホントに?難しい顔してたよ?」
「具合でも悪いのか?梨花ちゃん」

レナと一緒に、圭一まで私の顔を覗き込んできた。
魅音も沙都子も、どこかおかしいことに気付いたらしい。
四人が心配の色を浮かべて、私を見てくる。

「どうしましたの?」
「気分悪いなら、無理しない方がいいよ?」
「ホントのホントに何でもないのですよ。

ただ・・・部活だけじゃなくて、みんなと遊びたいと思ったのです」
こんなに優しくて、暖かい仲間たち。
この仲間と共に―――私は、未来にいきたい。
そのために、3日後の綿流し、絶対、生きる・・・!

「そうだね。よし、じゃあ冬はみんなで部活して、遊ぼう!」
「まだ半年も先だけどな」
「そうだね。早く来ないかな、かな!
はぅ〜、雪だるまかぁいいよ〜」
「レナさんは気が早いですわ」

みんな口々にいいながら、それでも期待の色は隠せない。
そうね。
絶対に、冬を迎えてみせる。
そうしたら、みんなで遊びましょう?







是非みんなで遊んで欲しい。