|
「そう。そこで塩をちょーっと入れるの」 「ちょ、ちょっとってどれくらいだ?」 「一つまみくらいだよ」 俺は、レナの家出大特訓を受けていた。 実は梨花ちゃんも居て、リビングでテレビを見ながらくつろぎタイムだ。 ちなみに俺が挑戦しているのは簡単な卵焼きだったり、味噌汁だったり、朝ご飯の定番メニューである。 後でレベルアップして、梨花ちゃんの手伝い付きで煮物も挑戦予定だ。 何故俺がこんなことをしているのかと言うと、悟史の一言が原因だった。 『僕、圭一の料理食べてみたいな』 なんて部活中に言い出したから・・・!! そりゃ、弁当自分で作ってないのは俺だけだけど・・・!(悟史は沙都子と交代で作ってる) 俺<<<<越えられない壁<<<<悟史の法則が成り立っている部活では、俺はあっさりと敗北。 同時一位の詩音と沙都子に『料理の勉強』と『悟史の朝飯作り』を急遽しなければいけなくなった。 「はぅ〜。でも圭一くんエプロン姿かぁいい〜」 「かぁいくてたまるか!」 ちなみに、エプロンはレナのエプロンのため非常に女の子らしい。 「それより、次はどうすんだよ」 「あ、次はお味噌汁にお味噌を・・・」 かぁいいモードから立ち直ったレナが慌てて指示を出す。 それの通りに作業していくと、なんとちゃんとした朝食ができてきた。 すごい、俺実は才能あるのかもしれない・・・。 「でも、圭一くんって悟史くんのこと好きだよね」 「ぶ!?」 あまりに率直な意見に、思わず味噌を落としそうになった。 なんとか持ちこたえるも、俺が余程アホな顔だったのかレナが目をパチパチする。 「だって、罰ゲームとはいえ嬉しそうに料理してるから・・・」 「んなわけあるかー!!} レナの天然発言に思わずツッコミを入れる。 あんな腹黒のために料理を作るなんて涙しか出てこない! 百歩譲って俺が嬉しそうだったのは料理が面白かっただけであってあの腹黒は全くを持って関係ぬわぁぁい! 「そ、そうなのかな、かな」 「そうだよっ」 「圭一は素直になれなくてかぁいそかぁいそなのですよ。にぱー」 梨花ちゃんの声は、勿論全力で否定した。 多分悟×圭。 続きます。 |